今回も、「Nのために」のネタバレ第6話をセリフを交えて書いていきます。
「語られる、事件当日の悲劇」
▼イントロ
水平線を見たい”という野望を持つ希美(榮倉奈々)は、同じ清掃会社でアルバイトをする安藤(賀来賢人)に、ビルの窓清掃用のゴンドラに乗せてもらい感動して価値観を変えていく。
そんな中、希美を訪ねて奈央子(小西真奈美)がアパートにやってくるが、希美は不在。部屋の前で待っているところへ西崎(小出恵介)がやってきて家に招く。そこで、西崎が書いた小説「灼熱バード」を読んだ奈央子は、このモデルが西崎だと気付き、2人の距離が縮まっていく。
一方、成瀬(窪田正孝)は、大学を辞める決意をしてレストランでアルバイトを始める。
▼ネタバレとあらすじへ
―2004年―
「何があったのか?僕は誰からも知らされませんでした。」と…。
第6話は、安藤(賀来賢人)の事情聴取のシーンから始まります。
―2014年現在(10年後)―
第5話の終わり、高野(三浦友和)が希美(榮倉奈々)を訪ねていました。
高野は、希美が10年前の殺人事件の現場に成瀬(窪田正孝)とともに居合わせたことを指摘します。
「未成年の君らを追及するのにためらいがあった―
でも、後々こんなに後悔するくらいなら、ちゃんと追及するべきだった―」
希美はあくまで成瀬がその場にいたことは偶然だと言い張りますが、高野は青景島での「さざなみの火事」の時に、ふたりが嘘をついていると思っていたと語ります。
―2003年―
希美を訪ねて奈央子(小西真奈美)がアパートにやって来ます。
しかし、希美は不在…。
雨の中、希美の部屋の前で待っていた奈央子を、丁度帰宅した西崎(小出恵介)が希美が帰るまでよかったらと部屋に招き入れる。
奈央子は、西崎が書いた小説「灼熱バード」を読む。
奈央子:「鳥はあなたなんでしょ?」
「かごの中から逃げてきたの?」
西崎は、小説のモデルが自分だと気づいた奈央子に、自分と同じ匂いを感じ、魅かれはじめる。
ー場面変わり―
成瀬は、第5話で「オレオレ詐欺の”受け子”」をしていたとして逮捕されてしまった。
警察から高野へ連絡が入る。
頼れる人がいない成瀬は、高野しか思い浮かばなかった。
成瀬は不起訴となり、一から出直そうと思い始める。
「これからは将来のことを考えて、全部やり直します!」
そういう成瀬の顔は晴れやかだった。
年が明けて、成瀬は退学届を提出した。
―2004年―
希美は、新年を野バラ荘で過ごしていた。
西崎の母・(中越典子)が亡くなっていることを大家の野原(織本順吉)から知らされる。
希美は、安藤から初詣に誘われる。
2人はともに本土でなく島の出身で、上昇志向でも共通する。
願い事も安藤の出世や、希美の就職先のことだ。
安藤はほどなくして、会社の寮に入るための準備に追われていたが、引っ越す前に『水平線を見たい』という希美の野望を叶えようと思っていた。
ふたりして同じ清掃会社でアルバイトをしている。
希美は元々、ビルの窓清掃をしたくてバイトを始めたが、体重が足りずにゴンドラには乗せてもらえずにいた。
安藤は、希美をその窓清掃のゴンドラに乗せて、水平線を見せてあげたいと考えていたのだ。
そして、希美をゴンドラに乗せることができた。
「私1人じゃ来られなかった。ありがとう安藤。」と、
希美は感動し、安藤に感謝した。
―野バラ荘に場面変わって―
希美は、大家の野原と話している。
希美:「これからは食べたいものを食べたい分だけ
つくることにしたの。」
「おじいちゃんも食べたいものがあったらリクエストしてね。」
野原:「何かあった?」
希美:「世界は広いんだなぁ。って思ったら、冷蔵庫のスキマなんてどってことないな。って…。」
野原:「苦労は忘れることが一番!」
野原の言葉に涙が止まらない希美。
冷蔵庫を食べ物でいっぱいにしていないと不安でしかたなかった希美だったが、安藤にゴンドラに乗せてもらったことで価値観が変わっていったのだろう。
これまで、希美を島での出来事が大きく苦しめていたのだった。
安藤のおかげで希美は苦しみから解放されたのだろう…。
ほどなくして、安藤が会社の寮へ引っ越して行った。
一方、成瀬は大学を辞めて、レストランでアルバイトを始めた。
「明るい方へ―明るい方に向かっていた。」
「もっと明るいかげりのない場所へ歩いている―はずだった…」
ー希美のナレーションー
―事件まで270日―
安藤は野口貴弘(徳井義実)と同じ商社に入社。
希望部署へ配属されていた。
一方の希美はいまだ就職先が決まらずにいた。
そんな希美の元に奈央子がやってくる。
月に1、2度お茶したり、ショッピングしたりという関係が続いていた。
ある日、休暇の取れた安藤が野バラ荘に遊びにやってきた。
久しぶりに3人そろって部屋で飲んでいる。
すると希美に奈央子から立派なドレッサー(鏡台)が送られてきた。
奈央子はいつも遊んでもらっているお礼だと言う。
しかし、鏡台を見ると、島での嫌な出来事が思い出される。
父の愛人の鏡台を割った記憶や、母が愛用していた鏡台を思い出してしまい、島での記憶が蘇ってくるのだ。
希美には迷惑でしかなかった…。
奈央子が翌日、訪ねて来たが、希美は就活で忙しく不在だった。
西崎は、そんな奈央子をまた部屋へと招き入れる。
そして、奈央子は「のぞみちゃんのほしいものって何?」と西崎に尋ねるが
西崎は本人に聞いてみるように言う。
「あの子、本当のこと言わないもの。」
「私の主人もそう…。」と奈央子。
奈央子は西崎の袖をめくろうとする。
あざを見られ、慌てる西崎。
奈央子は自分のあざを西崎に見せながら言葉を続ける。
「言葉じゃ言えないような気持ちになったことはある?」
「言葉にできないほどの気持ちをぶつけられたことはある?」
「私にはある。」
「これは彼の気持ちを受け止めた”しるし”…。」
西崎:「間違ってる。」
「暴力を愛という言葉に置き換えて、自分をなぐさめてるだけだ。」
しかし奈央子は「あなたはどうして逃げてきたの?」と言いながら、西崎の体中の”痣(あざ)”に口づけを…。
そこには言葉にしなくとも、同じ痛みを知る者同士…。
ほどなくして、野口(徳井義実)がリーダーを務めていたプロジェクトで800億もの損失を出してしまう。
そんな中、社内で野口の妻・奈央子が不倫しているという噂が流れ始める。
希美は忙しくて、最近奈央子と連絡を取っていなかった。
安藤から体調がよくないらしいことを聞いていた希美は携帯へ連絡したが、解約されていてつながらなかった。
心配になった希美は安藤と久しぶりに野口家を訪れ、そこで異様なもの見つけてしまう。
玄関ドアの外側にチェーンがついていたのだ…。
久しぶりに見た奈央子は意外にも元気そうだった。
しかし、情緒不安定なのか時折、手が震えたり、挙動不審になったりした。
そんな奈央子の様子に、安藤と希美は早々においとますることにした。
野口は、そんなふたりをが呼び止め、マンションのラウンジへと誘う。
そして、部屋を出る時、野口はためらいもなく外側からチェーンをかけた!。
奈央子は閉じ込めらていた…。
―2014年現在―
安藤に呼び出される希美がいた。
「逃げないで聞いて。警察に言わなかったこと話すから。」
「あの日、西崎さんは奈央子さんを連れ出そうとしてたんじゃないの?」
「本当のことを知りたい。」
「10年前の杉下に会って、これからは一緒にいたいって…。」
「あの日、渡そうと思ってた。」
「結婚してくれっていうつもりだった。」
そういうと安藤は指輪を差し出した…。
―希美の自宅に場面が変わる―
希美の方から高野を呼び出していた。
希美:「すいません、夜分に。」
高野:「話しておきたいことって?」
希美:「信じてもらえないかもしれませんが、3年前に胃がんの手術しました。」
「再発して、通院しています。」
「仕事辞めたのは、体が動くうちに身辺整理しておきたくて…。」
「西崎さんの出所とは関係ありません。」
「2004年12月24日、あの日何があったのか?」
「こうして高野さんとお話できるうちに、私が知ってること全てお話します…。」
高野:「病状は重いんやね?」
希美:「余命宣告受けました。もって1年だそうです。」
ーナレーション:希美の心の声ー
「残された時間をあなたを守るために使いたい。」
「あなたがこれから幸せであるように…。」
「それが、人生最後の私の願いだった。」
事件当日、玄関ドアのチェーンを外からかけたのは、安藤だった…。
「Nのために」いよいよ佳境へ突入!!!
それぞれの”N”の色々な思いが交錯していきます。
希美は安藤を守ろうとして高野に事件当時の話しをしていくのでしょうか?
また、希美は安藤に全てを話したのでしょうか?
気になって仕方ありません~!
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