ドラマ開始早々、いきなり禁じ手のネタバラしです。
「Nのために」の、もう完全なネタバレとなってしまいかねないので、ドラマだけを観て楽しみたい方はこれ以上読まないでくださいね。
これはある登場人物が、あと半年の命だと余命宣告されます。
そして、現在は海を見下ろす白い建物の病院に入院中で、10年前のあの事件を振り返っています。
原作でも、重要な部分になりますが、これをドラマではどう表現していくのか大変興味深いです。
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もう一度第2話振り返ってみましょう
『Nのために』#2(10/24)「2人が犯した罪が招いた悲劇とは・・・」
出典:tbspr
判決
主文
被告人を懲役十年に処する。
訴訟費用は被告人の負担とする。
十年後
今の若いヤツラは自分のことしか考えていない。
そんな言葉を聞くたびに、もう若いと言える年齢ではなくなったけれど、それは違う、と心の中で反論してしまう。
長くて半年、という余命宣告を受けてしまったとき、結婚しなくてよかった、と思った。
自分がこの世から消えてしまうのは、少し怖いけれど、悲しいとは思わない。
消えても悲しむ人がいないから。
田舎の両親と音内は少し悲しむかもしれない。
でも、その後の人生を無気力に過ごしてしまわざるを得ないほどには悲しまないはず。
大切に思ってくれる人はいても、一番だと思ってくれるひとはいない。
かつては、一人、いたかもしれない。
きっと、あのときの全員にいたはずだ。
その人のためなら自分を犠牲にしてもかまわない。
その人のためならどんな嘘でもつける。
その人のためなら何でもできる。
その人のためなら殺人者にもなれる。
みんな一番大切な人のことだけを考えた。
一番大切な人が一番傷つかない方法を考えた。
すべてを把握できなくても、大切な人を守れたのなら、それで満足だったのか、誰も真実を詮索しようとはしなかった。
自分が守ってあげたことを、相手は知らない。
知らせたいとも思わない。
なのに、残された時間がわずかと知ると、欲が出てしまう。
あれからもう、十年も経つというのに。
あの事件に関わった人たちが、誰のために、何をやったのか。
そうしてそんなことができたのか。
真実をすべて知りたい。
そして、知らせたい。
そうです、事件の真実を追い続けている高野ではありません。
元々、高野巡査は原作にはいない存在です。
ドラマでこの人物の設定がされたのは、おそらくドラマの視聴者の水先案内人としての役割でしょう。
ラブストーリーではあるのですが、サスペンスとしても良くできている作品です。
時間軸が、現在がら15年前へ、そして現在へ戻り、また事件のあった10年前に飛び、また現在に戻るといった、ドラマ化すると分かりにくいことになってしまうので、苦肉の策としてそうした措置が取られたと思います。
最初は「地味なドラマ」だな~なんて思って、ドラマを見ている方のなかで、書店に駆けこんだ方も居るのではないかと思います。
それほど、この物語には引き込む力があります。
第3話楽しみですね。
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2014-10-27 00:31
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