ドラマ「Nのために」最終回の感想ブログ【前半】をあらすじ沿ってご覧ください。
―2004年12月24日 事件当日―
希美(榮倉奈々)は書斎で、野口(徳井義実)に将棋で安藤(賀来賢人)に勝つための対策を教えていた。
そして、「N作戦Ⅱ」を実行し、成功させるためには、西崎(小出恵介)が到着するまで、書斎に足止めしなければならないと考えていた。
しかし、奈央子(小西真奈美)を連れ出すはずである当の西崎は、到着時刻の5:30を過ぎても現れない。
5:45が過ぎ、希美はもうこれ以上引き延ばせないと焦る…。
そして、しかたなくヒントを与えると、野口はすぐに次の手に気づいてしまった。
そして「安藤君のを僻地行きは決定だな。」とつぶやく。
5:50にやっと、花屋に変装した西崎が野口家に到着する。
しかし、エレベーターホールで安藤と鉢合わせしてしまう。
安藤は「なんか企んでるんだろう?」と疑う。
西崎は「偶然だ。縁があるというやつじゃないのかな。」と誤魔化そうとするが…。
「なにしろ彼は杉下の罪の共有、究極の愛の相手だ。」と成瀬のことを口を滑らせてしまう。
西崎の言葉に、安藤は野口にラウンジで待っているよう言われるが、希美のことで頭がいっぱいになってしまう。
安藤の心の中は嫉妬とも不安ともつかない気持ちに…。
そして、48階の野口の部屋へ行き、インターフォンを押そうとするが、ふと、玄関の外側のチェーンをかけてしまう。
なぜ?そんなことをしてしまった!?安藤!
安藤の心の中声でその理由(気持ち)が明らかにされている。
「杉下、本当に困ったら、誰に助けを求める?」
「誰に頼る?俺に電話をかけて来い!」
原作ではここまで具体的に表現されてはいない。
その頃、西崎は奈央子を連れ出そうとする。
しかし……。
ーここでも、すれ違いが!ー
奈央子:「違うの。私じゃないの。」
「希美ちゃんを連れ出してほしいの。」
西崎:「杉下?」
奈央子:「奥の書斎に主人とふたりきりでいるの。」
「あの子、いつも私に隠れて主人と連絡を取り合ってる。」
「今日の食事会もあの子が主人をそそのかしたの。」
「早く希美ちゃんを連れて帰って。」
「仲がいいんでしょ。」
「あなたならできるでしょ。」
なんと、奈央子はすっかり勘違いしてしまっていたのだ。
と、いうより、西崎も希美も奈央子、いや野口夫妻の関係性を見誤ってしまっていたのかもしれない。
それなのに”こんな計画”を立ててしまった…。
ーその頃希美はー
必死に、安藤を守る方法を考え出していた。
もうすぐ西崎が奈央子さんを連れ出しに来る。
そのことを白状して、野口さんが西崎さんを殴れば傷害罪で訴える事が出来る。
そうすれば、安藤との将棋の勝敗はなくなり、安藤を救う事が出来る。
それに、奈央子さんへのDVも明らかになれば、奈央子さんを引き離し救う事が出来る。
希美:「奈央子さんはこの家を逃げだすつもりです。」
「転んで流産したなんて嘘ですよね?」
野口:「奈央子がそう言った?」
ー希美の心の声ー
西崎さん、私もこの人を安藤から引き離したい。
希美:「あなたより奈央子さんを大事に思ってる人が今、迎えにきてますよ。」
野口:「?!!!」
野口は逆上して階下へ降りて行き、そこに居た西崎を見つけ、殴りかかる!
野口:「お前がいなければ、奈央子を疑うことはなかった。」
「お前のせいで俺たちの子は死んだんだ。」
野口に殴られ、蹴られ続けながらも、西崎は逃げるために玄関を開けようとした。
だか、外からチェーンがかけられていて逃げる事が出来ない!?
ーそして起きる悲劇ー
野口の怒りの矛先が、あろうことか奈央子に向けられ…。
野口:「俺を裏切るのか。俺を捨てるのか。」
奈央子:「ちがう。」
野口は奈央子の首を絞める。
割って入ろうする西崎:「もうやめてくれ。」
野口が奈央子に危害を加えるのを、止めさせようと包丁を手にした西崎だったが、野口と揉み合い取られてしまった。
ここは一瞬、やはり西崎が犯行に関わっていると思ってしまう場面です。
野口は、西崎から奪った包丁を振りかざした。
その時、「やめてぇぇ。」と燭台を手にした奈央子は、次の瞬間、野口の頭を殴ってしまう。
希美と西崎は驚き…。
希美は慌てて、近くにあったブランケットで野口の頭をおさえるが、頭から大量の血が流れていた。
奈央子:「さわらないで!この人から離れて。」
「この人のこと、止められるのは私だけなの。」
「早くここから出ていって!」
「あなたも。」
「あなたなら、私たちを助けてくれると思ったから、優しくしてあげたんじゃない。」
「その傷も舐めてあげたんじゃない。」
奈央子はそう言うと、野口のそばに寄り添う。
希美は救急車を呼ぼうと外へ出ようとするが、玄関には外側からチェーンがかかっている。
そして、奈央子は落ちていた包丁を手に、自分の腹部を刺して自殺してしまう……。
ー西崎の意外な行動ー
希美は「私があんなこと言ったから…」と自分を責める。
しかし西崎は「聞いてくれ。野口を殴ったのは俺だ。」
「奈央子を刺した野口を俺が殺した。」
希美:「何言ってるの?」
西崎:「奈央子を人殺しにしたくない。」
希美:「西崎さんは何もしてないじゃない。
西崎:何も見なかったことにしてくれ。」
「俺が殺した。」
ー西崎の母への贖罪ー
西崎:「俺は罪を償いたい。」
「前にも母親を見殺しにした。」
「それを償わずに生きてきて、どう現実に向き合えばいいかわからない。」
「償い終わったら、お前たちと同じように現実を生きていく。」
自分が殺したように偽装工作する、西崎の行動の理由がわかった。
ー罪の共有ー
希美は「そんな嘘、突き通せる自信ない。」と言った。
それに対して西崎は「お前の究極の愛は罪の共有なんだろ。」
「愛はないかもしれないが、罪を共有してくれ。」
希美:「そんなのできないよ…」
ー作戦の失敗ー
部屋の電話が鳴る。
フロントに成瀬が来ていた。
「助けて、成瀬くん…」
成瀬は、希美に助けを求められ、慌てて部屋にやってくる。
希美:「成瀬君、ごめん。」
成瀬:「どうした、なんかあった?」
西崎:「作戦は失敗だ。警察に通報してくれ。」
「警察には作戦のことはだまっておこう。」
「俺がひとりで奈央子を連れ出すつもりだった。」
ー成瀬の心の声ー
どうして今、自分がここにいるのかわかった。
4年前、杉下は何も聞かずに俺をかばってくれた。
今度は俺の番だ。
ーそして再び”罪の共有”ー
成瀬:「大丈夫だよ。全部、偶然だって言えばいい。」
「杉下と俺は何も知らんかった。」
「今日会ったのも偶然。それでいいね。」
そういわれて、希美は泣き崩れてしまった。
「杉下を守ってやってくれ。」と西崎
成瀬は警察へ通報する。
ー誤算に拍車をかけてしまった、安藤のふとした行動ー
そこへ安藤がやってくるが、玄関にはチェーンがかかっていない…。
希美:「今、ちょっと入らないでお願い。」
安藤:「何があった?」
西崎:「逃げられなかった。」
安藤:「俺のせいだ…。」
すぐに警察が到着し、ひとりひとりが事情聴取されることに…。
希美は安藤をかばい、成瀬にチェーンがかかっていたことを警察に言わないで欲しいと頼む。
成瀬は何も言わずに希美の手を握る。
あの日の2人の様に…。
ー希美の心の声ー
「あの日、伝えられなかった思い、すれ違った願いにこたえを出そうとは思わない。」
「けれど10年という歳月がこたえを導き出そうとしていた。」
「それぞれが心の底に閉じ込めて、誰にも知られないまま終わるはずだったその答えを…
それぞれがそれぞれのNを思うことで、こんな悲劇が生まれてしまった…」
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2014-12-26 20:39
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