ドラマ「Nのために」も、いよいよ最終回を迎えます。
今回のネタバレは、感の良い方でも”まさか”と思った奈央子の取った行動は意外だったのではないでしょうか。
原作ではドラマほど詳細に描かれてはいませんが、西崎の背景描写で予測がつきます。
さて、前週の第9話で青ヶ島での「さざなみ放火事件の真相」が明らかになり、タワーマンションでの野口夫妻殺害事件の真実も見えてきましたが、「Nのために」もついにクライマックスです。
今回も、第10話=最終回のネタバレ(原作と違う結末です)を書きますので読んでくださいね。
■最終回(12/19)あらすじ
ー2004年ー
12月24日事件当日、
希美(榮倉奈々)は、野口家の一室で野口(徳井義実)に将棋で安藤(賀来賢人)に勝つための対策を教えていた。
そして奈央子(小西真奈美)を守るための“N作戦Ⅱ”の連れ出し役である西崎(小出恵介)の到着を待ちわびていた。
西崎の到着予定時刻はとうに過ぎていて、希美は焦っていた。
“N作戦Ⅱ”は、安藤を作戦から外したことや、成瀬を巻き込んでしまったこと、そして何よりも野口夫妻の関係性を見極められなかったなどから、作戦はほころびを見せ失敗という結末を迎えようとしていた。
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野口は、この対局で安藤が負けたら、安藤を僻地に赴任させるという勝負を掛けていることを野口から知らされる。
そこで、希美は安藤を守ろうとして作戦を明かしてしまう。
怒った野口が西崎を殴り傷害事件になれば、安藤を助けられる…。
そう考えての咄嗟の行動だった。
その頃、花屋の変装をした西崎が野口家に予定時間を遅れて到着し、奈央子を連れ出そうとしていた。
しかし、奈央子は逃げようとしない。
そこに野口が書斎から降りてきて鉢合わせとなってしまった…。
ー2014年ー
安藤(賀来賢人)からプロポーズをされていた希美は、高野から知らされて希美の病気のことを知った成瀬(窪田正孝)からも告白されるが、答えを出せずにいた。
一方、高野(三浦友和)は、料亭「さざなみ放火事件」の真相を隠していた夏恵(原日出子)との関係にある決意をしていた。
そんな中で希美は高野と再会し、母・早苗(山本未來)の居場所を教えてもらう。
そして、希美は家族や恋愛に対して決断を下すのだが…。
▼原作による事件の描かれ方
希美はあの時、なぜそのような事件が起きてしまったのかを思った。
わたしが野口さんの将棋のブレーンになったことで、安藤が僻地に飛ばされてはならない…。
それを阻止するためには、西崎さんが数発殴られて傷害罪で野口さんを訴えればいいのではないか…。
わたしを高いところへ連れて行ってくれた安藤のために…。
西崎さんは、わたしを許してくれるだろうか…。
きっと彼もわたしに隠していることがあるはずだ。
奈央子さんのためか、安藤のためか、それともわたしのためか。
とにかく、自分自身でないはない誰かのために。
▼結末の締めくくりに
希美は、親が手配してくれた海の見える白いお城のような病院(ホスピス)にいる。
成瀬はときどき会いに来てくれる。
何かして欲しい事は無いかと聞かれ、事件の真相を知りたいと言いそうになってしまったけれど、やめた。
代わりに何かおいしいものを作って欲しいと頼んだ。
わたしにではない。
わたしの人生に愛をくれた人たち……Nのために。
当初、希美(榮倉奈々)は、医師の多田(財前直見)から余命1年と宣告されていることを誰にも告げない決意を固めていた。
誰にも頼らない―
希美の決意は固く、家族にすら伝えてなかった。
しかし、Nたちの愛によりそんな希美の頑なな気持ちは変化を遂げて行きます。
トラウマになるほど避けていた、母・早苗(山本未來)の居場所を高野に教えてもらいます。
ドラマのテーマは悲しいまでの愛から、明るさを取戻して少しばかり胸を締め付けられる思いから解放されそうです。
今回も、良いドラマを見る事が出来て幸せです。
原作が良いと、脚本もドラマの仕上がりも素晴らしいと感じました。
ヤッパリ最後は、なにも聞かずに「罪の共有」をした者同士、希美が助けを求めたのは成瀬くんだったんですね。
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2014-12-19 18:17
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